柏ヘッドに井原氏J複数オファーから決断
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20081208-437922.html


サッカー北京五輪代表のコーチを務めた井原正巳氏(41)が、
来季の柏のヘッドコーチに就任することが7日、明らかになった。
リーグ11位に終わり、今季限りで石崎信弘監督を解任した柏は来季、
監督就任が決定的になっている高橋真一郎ヘッドコーチ(51)と井原氏の体制で巻き返しを図る。


北京五輪代表コーチを務め、
Jリーグの指導者として現場に立つことを望んでいた井原氏が
複数の選択肢から最終的に選んだのは、柏のヘッドコーチだった。
同氏については複数のJクラブが関心を持っていた。
関係者によると、J1、J2の複数のクラブからオファーを受けて悩んでいた同氏はこの日までに、
柏以外のクラブに断りの連絡を入れ、柏側にはヘッドコーチ就任を受諾する旨を伝えたという。


関係者によると、柏が井原氏にヘッドコーチ就任の話を持っていったのは11月下旬。
ちょうど来季の監督を決めようとしている時期で、柏の幹部は
「(年齢が)若い監督になった場合にはベテランのヘッドコーチを付け、
ベテラン監督なら若いヘッドコーチを付けて経験を積ませようと思っていた。
井原にはコーチとして経験を積んでもらって、将来的には監督として期待している」と話した。


井原氏は現役時代、柏に在籍したことはないが、
来季の監督就任が決定的になっている高橋ヘッドコーチと親交がある。
05年、井原氏がS級ライセンス取得のために、
高橋氏が監督を務めていた横浜ユースの練習に参加したこともあるという。
関係者によると、お互いが好印象を持っており、和を重視する柏のチームカラーにもマッチする。
柏側は井原氏に複数年契約を提示している。9日までにも契約を交わす予定にしているという。