半沢直樹の名セリフ集や小ネタについて

第1〜5話の大阪編終了時に
TBSの別番組にて半沢直樹特集があり、その中で「名ゼリフアンケート」があった。
その時の順位がこれ。



5位
半沢の父 「ロボットみたいな仕事だけはしたらアカン」

(樹脂製のネジを手にし、幼少期の半沢直樹へ語りかけた言葉。
この言葉は同期の近藤にも伝わり、そしてタミヤ電機社長への説得にも繋がる)



4位
垣内 「あなたにはいないんでしょうね、そういう馬鹿な部下が」

(浅野支店長から半沢の監視をしろという命令に対し、断りを入れた際、
「馬鹿ばかりだな、あいつの部下は!」と浅野支店長に恫喝された時の返事。
浅野支店長役の石丸さんの声量が凄い。さすが歌手)



3位
大和田常務 「部下の手柄は上司のもの!上司の失敗は部下の責任!」
(その通りですね〜)



2位
半沢直樹 「倍返しだ!」


1位
半沢直樹 「10倍返しだ!」






3〜5位までは納得できるけど1位と2位が納得いかない。
単にキャッチーなコピーであって、名言とか名台詞と言われるとちょっと違う。
個人的な名ゼリフだとこうなる。




5位
大和田常務 「もう一度なってみないか・・・? 銀行員に・・・?」

(近藤をゆする際、最後に炸裂したくどき文句。
このアップ映像が素晴らしい。大和田も、近藤も)



4位
大和田常務 「部下の手柄は上司のもの!上司の失敗は部下の責任!」



3位
近藤 「一度でも失敗したら取り返す事はできない。
    銀行ってのはそういうとこらしい。
    気張れよ、半沢」

(近藤の出向が決まった時の別れの挨拶。
「気張れよ」は汎用性高い。これ以来冗談でよく使うようになった)




2位
大和田常務 「はい、よくわかりました」

(半沢の長い熱弁に、超がつく棒読みで返した渾身のセリフ)

半沢  「銀行はしょせん金貸しですよ、常務。
誰かに金を貸して、その利子で儲けてナンボ。それだけのことです。
だからこそ私たちはしっかりした眼で貸す相手を見極め、
彼らの未来に責任を持たなければならないのではないでしょうか?
競争に負けるわけにはいかない。派閥争いも大いに結構です。
ですが一つ忘れてはならないことがある。
それは我々銀行員は銀行を守るためではなく、
この国で働く人々のために仕事をしてるということです。
銀行のための国民ではなく、国民のための銀行でなければならない。
その思想を忘れてはならないんです。
私たちは上司や組織のために仕事をしてるわけではありません。
たとえ相手がどんなに小さな企業でも、彼らが真剣に仕事をしてる限り、
その熱意を踏みにじる権利は我々にはないはずです。」


大和田「はい、よくわかりました」
半沢のセリフは名言アンド名言。



1位
半沢直樹 「さっきから都合のいい事ばっか書いてんじゃねーぞ記録ゥ!!」
記録係 「(ビクッ)」




・・・あれ、よく見直すと単に面白かったセリフ、印象に残ったセリフになっている・・・。



次点
近藤 「野田ァー! 決算書を持って来いと言っているんだ!
    今の私はこのタミヤ電機の経理部長です。
    二度と元銀行さんなどと呼ぶんじゃない! 返事は!」

(近藤覚醒シーン。この時に流れる近藤のテーマソングも秀逸)






ちなみに面白かったセリフという括りだと、一位はこれ。



小木曽 「もし誰かに話すんだとしたら、君にも、あの融資事故の責任をとってもらう。
     ・・・出向先はどこがいいかね?(マジキチスマイル)」
中西  「何言ってるんですか?(困惑)」


もう本当に何言ってるんだこいつ状態ですよ。。。







そしてワーストセリフはこれ。


藤沢未樹
「アンタ ホンマニ アホヤナ ウチニ ホレタンチャウ」


        ∧∧
       ヽ(・ω・)/   ズコー
      \(.\ ノ
    、ハ,,、  ̄


なんなんすかこの関西弁・・・
竹下に「気色悪い大阪弁はやめてくれへんか」
って言われるレベル。




印象に残った小ネタ等
・近藤がタミヤ電機でダメ社員扱いされてる最中、
 出社時にちゃんと挨拶したのは女性社員だけで男性社員は無視か顔見るだけ
(無能相手への反応男女差が凄いリアル)


・今回登場した全ての銀行員の髪が短く、
 耳にかぶさるような髪の長さの出演者が一人もいない
(長髪はもちろんだけど、耳が全員出てるあたりが統一感あった)


・原作者池井戸潤さんのインタビュー
「僕が三菱出身。ドラマはみずほ出身の方が監修してる。ドラマで連発する土下座は三井住友が近い」
って語ってて、なるほど3メガ揃い踏み…と思わせ
さりげなく緑の兄貴disってたのは吹いた


・NGだったのに採用となったシーン
裁量臨店で、ヒアリング議事録がある・ない騒ぎの時、
灰田が激昂しファイルを半沢にブン投げるシーン、
あれは当初半沢の横を通過するだけで、当てる予定ではなかった。
しかし本番で灰田が手元狂い、半沢の肩にズゴッとファイルをブチ当ててしまった。
そのまま撮影は続行、そして撮り終えた後に監督が
「こっちの方が迫力あるしこれ採用でいこう」


収録後、灰田役の加藤虎ノ介さんは半沢役の堺雅人さんに平謝りだったそうな。



・灰田のカバンに入ってた風俗雑誌は本物
よく見返すと、パロディでもなんでもなく
本物の風俗情報誌「MANZOKU」。
収録後、灰田役の加藤虎ノ介さんがMANZOKU熟読してるショットが
舞台裏ブログに載ってて笑った。


・原作よりも良かった点
半沢の妻、花の性格が改良されているところ。
原作だと半沢の社内バトルに無関心なばかりか
出向だけはやめてくれ、でも何もフォローしませんから、
という糞性格だったので読んでてムカムカきた。
今回の花さんの方が物語全体の重厚感とのバランス含め
遥かに良かったと感じている。


・浅野支店長の妻の鳥肌
半沢が浅野を追い詰めている時、
突如銀行を訪ねてきて、「主人をよろしくお願いします」と
半沢に伝えるが、手を握っているそのシーンよく見ると
鳥肌が立っている。。。凄い演技。





原作の
第一作「オレたちバブル入行組」
第二作「オレたち花のバブル組」
を使った今回の第一部が終了。


同じく原作の
第三作「ロスジェネの逆襲」
第四作「銀翼のイカロス
を使った第二部の放送が楽しみですね。