合宿から帰還

数日間サッカーニュースをチェックできなかったのだが、
帰ってからチェックするとこんなニュースが。


ナビスコ王者参戦、日米豪で新設公式戦

日米豪のトップクラブによる「パン・パシフィック大会」(仮称)が新設されることが7月31日、分かった。既に7月中のJ実行委員会で、来年2月12〜16日に米ハワイで開催されることが報告された。出場枠は開催国の米国が2、日本とオーストラリアが各1。計4チームが総当たりリーグ戦で優勝を争う。日本からはナビスコ杯優勝クラブが出場する。


世界へ開かれた道が、ナビスコ杯自体の価値も上げる。リーグ戦王者がアジアチャンピオンズリーグ(ACL)とA3杯に、天皇杯覇者がACLに出場できるのに対し、ナビスコ杯優勝チームには参加できる国際大会がなかった。


 有力クラブが、先につながらないカップ戦よりリーグ戦を優先し、主力を温存する事態も頻出した。Jリーグは、さまざまなプロモーション活動で大会の人気・価値を上げようと試みたが、なかなか効果が見られなかった。だが「パン・パシ」に出場できるとあれば、話は変わる。今後は各クラブが全力で優勝を目指すことになる。


なにこれ、凄く面白そうじゃまいか。
アジア以外との公式戦が組まれるというのはメリットが多いと思う。
特にクラブ間でMLSのチームと戦うというのは
ここ数年では05年のLAギャラクシー●0−2○マリノスだけじゃないか?
(あの時ネットで見てたけど、かなり面白い試合だった。)


天皇杯覇者がACL行くというのは
それこそJ2へ落ちたヴェルディがでたようにおかしな事態が生まれるわけだし、
リーグ戦終わってからの大会である天皇杯より、
リーグ戦最中の大会であるナビスコの覇者から出場した方がいいと思っていた。
予選リーグ6試合をこなし、決勝トーナメント入ってからもH&Aで戦うナビスコに対して
天皇杯は全て一発勝負のトーナメントだし。
リーグ戦1位と2位がでるという制度にするのは
ACLの概要考えると絶対に無理なので、
リーグ戦1位とナビスコ覇者がでるのがいいのではないかと昔は思っていたわけですよ。
(まあここ数年の千葉の疲労困憊具合見ていると、
ACL出てたら完全に潰れてただろうと思ってしまうわけだが)


しかし、ACL改革案みたいな意見をちょこちょこ読んでも、
天皇杯ではなく、ナビスコ覇者をACLに!」
という意見はあまりない。
「リーグ戦1位2位をACLに」とか、
「前年度の天皇杯覇者ではなく、今年度の天皇杯覇者をACLに」
という意見が多いので、
「あー、みんなナビスコより天皇杯の方を重く見てるんか・・」
という風にサッカーファンのプライオリティーでは
[天皇杯ナビスコ]なのだと、ACL出場に関しては諦めていたわけです。
(A3にナビスコ覇者送り込めという意見はちらほらあるけど)


で、このパン・パシフィック大会出場権獲得というニュース。
文句ない。
こんな大会できるとは思わんかった。
ACL出場できなくてもある程度溜飲下がる。
できればメキシコのクラブも出場してくれたらもっと面白いのだが・・・
さすがに無理か。



で、この本文で気になったところなんだが・・

有力クラブが、先につながらないカップ戦よりリーグ戦を優先し、主力を温存する事態も頻出した。

これは多分今年のレイソルのこととかを指していると思うのだが、
主力温存・控え組みで戦うというのは
普段リーグ戦にでてこない選手達を見ることができる
貴重な機会だから個人的には嬉しいんだけどな・・・
それにこの大会が出来たからといって
主力温存しない・最初からガチのフルメンバーでいくってのはおそらくありえないだろう。
準主力選手・控え選手を試す絶好の機会なわけだし、
全てのクラブがナビスコの予選全てガチメンバーでいくというのは起こらない。


だいたい予選で主力温存しようが何しようが、
今年のナビスコ4強みてみなよ。
川崎・横浜・鹿島・G大阪とどれも残るべくして残った強豪じゃないか。
リーグ戦でイマイチなチームが予選リーグを突破することはあっても、
強豪クラブが本気を出し始める決勝トーナメントで
篩いにかけられてしまうわけで。
(ええ、オーオオオーオーオーオーオーオーシマーヒデゴールに味スタで2得点2アシストくらって
準決勝に残るチームではないと思い知らされたチームもありました)


主力温存によるムチャクチャな覇者がでるというケースはまあないだろうし、
この大会ができたからといって主力温存はなくならないと思いますよ。


なんか最後話がずれてしまったが(笑)
ハワイ開催という遠征、
2月12〜16日というシーズン開幕前開催という二つがデメリットかな。
でもかなり面白そう。